2019.04.26 研究・成果
京都大学iPS細胞研究所(CiRA:山中伸弥所長)と東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo:山本雅之機構長)は共同で、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査に参加した住民の保存血液細胞からiPS細胞を樹立することに成功したと発表した。6人の凍結末梢血単核球細胞からiPS細胞を樹立し、各クローンの三胚葉分化能解析をはじめとした各種解析を行うことで確かめた。同計画では保存生体試料とゲノム情報が紐付けられているため、個別化あるいは層別化医療につながる成果と期待される。
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