日本板硝子(NSG)は4月10日、従来はラボでしかできなかった遺伝子測定を、場所を問わず、どこでも可能にした遺伝子検査システムとして、ハンディタイプのモバイルリアルタイムPCR装置「PicoGene PCR1100」の本格販売を開始した。食中毒菌の分析や、生物の痕跡を辿る環境DNAなどの測定を、現場で短時間かつ既存の大型PCR装置と同等の高精度で行うことができるという、非常に便利で画期的な装置である。メーカー希望小売価格(税別)は装置本体が79万8000円、測定用のチップが50枚セットで3万9800円。
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