2019.10.04 研究・成果
会見で今後の展望を語る東京医科歯科大の武部貴則教授
東京医科歯科大学統合研究機構先端医歯工学創成研究部門創生医学コンソーシアムの武部貴則教授の研究グループは、シンシナティ小児病院と共同で、iPS細胞から連続した肝臓・胆管・膵臓を同時発生させる技術を確立したと発表した。ヒトiPS細胞を用いて、胎内の発生過程を模倣することで実現。臓器の形成に異常が生じる遺伝性疾患を再現することにも成功し、病態モデルとして利用できることも確かめた。新たな臓器再生手法として実用化が期待される。
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