2019.12.20 政策
ムーンショット型研究開発の目標が明らかになった。12月17~18日に東京で開催されたムーンショット国際シンポジウムで、各分科会ごとのイニシアティブ・レポートが公表され、ムーンショット目標と具体的取り組みが示された。竹本直一科学技術政策担当大臣は「年明けに総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)でムーンショット目標を正式決定する」という。その後すぐにPM(プログラム・マネージャー)の公募を開始し、選定と作り込み作業を進め、早ければ最初のプロジェクトは6月にはスタートする。
ムーンショット型研究開発事業は、日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する新たな事業。昨年度補正予算でJSTに800億円、NEDOに200億円、さらに今年度補正予算でもAMEDに100億円、NAROに50億円の予算を配分。政府全体で1150億円の基金を造成し、挑戦的な研究開発を実施する。今回8つの目標が示された。
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