2020.01.17 研究・成果
会見に臨んだ五十嵐靖之教授(左)と湯山耕平准教授
北海道大学大学院先端生命科学研究院産業創出部門の五十嵐靖之招聘客員教授と湯山耕平特任准教授らの研究グループは、植物由来のセラミドがアルツハイマー(AD)モデルマウスのアミロイドβペプチド(Aβ)の蓄積を軽減し、アミロイド病理を軽減させることを明らかにしたと発表した。モデルマウスにコンニャク芋由来のセラミドを経口投与することで、エクソソーム分泌が促進し、Aβの分解除去が亢進。大脳皮質や海馬領域でAβ濃度の低下やアミロイド蓄積が減少することなどを確かめた。予防を目的とした機能性食品素材開発や創薬につながることが期待される。
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