2020.01.17 研究・成果
鹿児島大学学術研究院理工学域理学系の佐藤正典教授らの研究グループは、琉球列島の小河川の河口付近に存在する小規模な汽水域(ミニ汽水域)で発見したゴカイ類2種類が新種であることを明らかにしたと発表した。2種類は産地の島の名前にちなみそれぞれ「クメジマナガレゴカイ(Conposetia kumensis)」と「トカシキナガレゴカイ(Composetia tokashikiensis)」と命名したという。ミニ汽水域は人の生活域に近く開発などにより容易に失われ、同時に生息する生物相も失われていると推測され、これら理解と保全が期待される。
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