2020.03.27 研究・成果
NTTは、早稲田大学ラグビー蹴球部の協力を得て、ラグビー選手のストレングス&コンディショニング(S&C:身体能力向上と障害予防のための筋力強化などのトレーニング)の指導において、機能素材「hitoe(ヒトエ)」により培ったウェアラブル生体センサ技術と心理学アプローチを応用し、ワークショップ(WS)による行動変容介入手法を用い、科学的知見を活かしたS&C強化が可能なことを実証した。この実験は実験主体者であるNTT、被験者としての早大ラグビー蹴球部の協力に加え、ユーフォリアとアシックスが参画し、4者の協働で行われた。
早大ラグビー蹴球部のS&C部門は、科学的トレーニング手法を導入することでチーム強化の基盤づくりに取り組んでいる。今回はそこに、ユーフォリアが様々なデータを一元的に管理できるシステムを、またアシックスがウェア設計技術を、そしてNTTが「hitoe」をベースとしたウェアラブル生体センサと、先端的なデータ解析技術および対話研究で培ったWSの知見をそれぞれ提供することで、選手たちの取り組みを科学的にサポートする実証実験を行った。
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