2020.05.01 大学等
新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言が全国に出され、各大学ではオンライン授業を行っているものの、学生には自宅待機や課外活動禁止などが求められ、アルバイトができずに生活に困窮する学生もでてきている。東北大学はそうした学生を支援するため、総額4億円規模の緊急支援パッケージを発表した。大野英男東北大学総長は「旅費や研究費を削って、今回の予算を捻出した。ただし、影響が長期化するとこうした対応も厳しくなる。今後、国立大学協会を通じて、政府に支援を求めていく」と話す。
東北大学では、学生に対して、課外活動の禁止、実家への帰省の禁止、3密になるようなアルバイトの禁止などを求めている。しかし、新入生にとっては入学式もできず、友人や教員との交流も難しいことで精神的な不安を抱えている。また、アルバイト収入の減少は、多くの学生の生活を困難にするなるなどの影響が出ている。
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