2020.07.03 研究・成果
理研脳神経科学研究センター意思決定回路動態研究チームの中條暖奈研究員、岡本仁チームリーダーらの国際共同研究グループは、ゼブラフィッシュを絶食させると闘争において容易には降参しなくなり、結果として負けにくくなることを発見した。また、絶食させた魚では、勝者としての振る舞いに関連する手綱核-脚間核神経経路の興奮が伝わりやすくなること、さらに、神経活動の変化を起こすメカニズムとして、脳内の神経ペプチドがグルタミン酸受容体の遺伝子発現の調節機構(スプライシング)に影響を与えることを見いだした。
© 2024 THE SCIENCE NEWS