2020.09.11 その他
日本学術会議は、ゲノム医療を推進する上で必要となる環境整備について、ガンや難病、生殖医療など領域ごとの課題や共通課題を整理するとともに、遺伝カウンセラーの国家資格化などを求める提言を公表した。
ゲノム医療は、ガン領域であれば、遺伝子検査が保険収載されるなど一般医療にまで広がっているが、難病領域では、欧米・アジア先進国で3000種類超の遺伝子検査が実施可能であるものの、日本で保険収載されているのは140疾患(群)に過ぎない。遺伝医学関連学会・団体では、ゲノム医療推進のために、人材育成の取り組み、全国遺伝子医療部門の組織化、ゲノムリテラシー向上の取り組みを行っている。
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