2020.10.02 大学改革
寝る間を惜しんで研究プロジェクトに取り組みながら、研究室では学生の良き先輩として実験のやり方や生活面などでの相談に乗ってくれるポスドクは、日本の先端研究の現場になくてはならない存在だ。文部科学省の人材委員会とポストドクター等の雇用に関する小委員会の合同部会では、ポスドクがより研究に専念でき、キャリアを形成できるような環境を整備するためのガイドラインの素案が示され、おおむね了承された。11月にも正式決定し、関係する国公私立大学や公的研究機関に通知される。
日本に約1万6000人いるポスドク等は、各種研究プロジェクトに不可欠の存在であり、被引用数の高い論文の生産性も高く、研究現場を支えている。また若手にとってポスドクは、研究者としてレベルアップするための重要な時期でもある。
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