2020.11.06 その他
萩生田光一文部科学大臣は、2008年以来となる日本人宇宙飛行士の募集を実施することを明らかにした。米国提案のアルテミス計画で日本人宇宙飛行士を、ゲートウェイや月面に送ることで合意したことを受けてのもの。JAXAが公募要領を公表するのは来年秋頃だ。若田光一JAXA特別参与は「私も5歳の時、アポロの月着陸を見て、宇宙に興味を持ち宇宙飛行士を目指しました。今回の公募では、月探査を目指した宇宙飛行士を求めています。静止軌道から月まで、新しい夜明けに向けて、多くの皆様に応募してもらうための準備に取り組んでいただきたい」と話している。
アルテミス計画は、月面での持続的な探査の実現を目指すとともに、2030年代の火星有人着陸を目標に掲げ、必要となる技術や能力を、月面での持続的な活動を通じて、実証・獲得することも目指した計画。24年までの有人月面着陸、20年代中頃の持続的なゲートウェイの運用開始、その後の月面の持続可能な探査開始を目指している。
© 2024 THE SCIENCE NEWS