2020.11.13 研究・成果
東京大学大学院農学生命科学研究科の牧野義雄准教授、広島大学大学院医系科学研究科の弓削類教授らの研究グループは、生鮮物試料として発芽野菜を選択し、地球上での実験が可能な擬似微小重力の、発芽野菜の鮮度に対する影響を調べ、主要な鮮度低下現象である質量減少が、擬似微小重力環境では、通常の重力環境に比べて有意に抑制されることを発見した。
宇宙の微小重力環境は、生物に対し、骨や筋力の低下、種の消失など負の影響を与える。一方、野菜などの園芸作物の鮮度保持法は、生命活動を抑制することで効果を発揮する。
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