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2021.01.08 研究・成果

北米原産の除草剤抵抗性雑草 鹿島港で定着

東邦大学理学部の下野綾子講師の研究グループは、海外での蔓延が問題になっている除草剤(グリホサート)抵抗性雑草のオオホナガアオゲイトウが日本に侵入して定着していることを確認したと発表した。日本の主要穀物輸入港湾14港などを調査。3港で同抵抗性雑草の存在を確認し、そのうち1港では定着していることを遺伝子解析で確認した。侵入初期の対策に貢献する成果と期待される。
グリホサート剤は2000年代に世界で最も使用されている除草剤で、使用量増加に伴い抵抗性雑草の発生と抵抗性増強が深刻な問題となっている。特にグリホサート抵抗性(GR)雑草のヒユ科ヒユ属オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)は05年に報告されて以来、米国で急速に蔓延している。

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