2021.02.05 その他
総論文数は20年前の世界2位から5位に、トップ1%論文になると5位から12位へと日本の国際的地位の低下は続いており、さらに将来の研究者となる博士後期課程進学者数も減少している。こうした日本の科学の危機的な状況を打破するためには、分野、職種・職階、世代の垣根を超え、科学を支える人々がつどうオールジャパンの組織が必要だとして、若手の研究者等を中心に日本版AAAS(日本科学振興協会JAAS)の設立準備委員会が発足した。6月にNPO法人を設立し、3年以内に会員数1万人規模を目指す。
日本分子生物学会年会で行われた「研究者と政治家のガチ議論」、サイエンス・トークスTV、日本の科学技術プレゼンス向上フォーラムなど、政治家・行政官・市民といった多様なステークホルダーと研究者との対話は様々な形で行われてきた。そうした中でアイデアとして生まれたのが、日本版AAASを作ろうという運動だ。
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