2021.03.12 研究・成果
北海道大学大学院獣医学研究院の片倉賢名誉教授と中尾亮准教授らの研究グループは、札幌市円山動物園、ミャンマー獣医科学大学、ミャンマー木材公社と共同で、ミャンマーから札幌市円山動物園に導入されたアジアゾウの導入前後で、腸内細菌叢が変化していることを明らかにしたと発表した。札幌市円山動物園への導入後に腸内細菌叢の多様性が上昇し、新たな腸内細菌の獲得や優占種の割合の変化がみられたという。アジアゾウなどの希少動物の健康管理に貢献する成果と期待される。
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