2021.03.26 政策
総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)は3月16日、4月から始まる第6期科学技術・イノベーション基本計画の答申案を取りまとめた。これまでの基本計画が研究開発に軸足を置いていたのに対して、6期計画では科学技術がどのような社会的価値を生み出すのかを見据え、一人ひとりが幸せを実現し、国民の安全・安心が確保された持続可能な社会であるソサエティ5・0を具現化するために必要な研究や技術、それらを支える人材育成が主眼となっている。菅義偉首相は「2兆円のグリーン基金、10兆円規模の大学ファンドなど、かつてない大胆な予算を確保するとともに、今後5年間で政府の研究開発投資30兆円、官民120兆円の投資目標を設定し、国際的な研究開発競争をリードしていきます」とあいさつした。
© 2024 THE SCIENCE NEWS