2021.04.09 政策
平野俊夫プログラムディレクター
「ムーンショットの目標は要するにピンピンコロリですよ」と話すのは、平野俊夫プログラムディレクター(PD)。平野PDは、IL6(インターロイキン6)を発見し、自己免疫疾患の治療に新たな道を拓いた研究者であり、大阪大学総長を務めた後、量子科学技術研究開発機構理事長として、最先端研究の異分野融合による新たな研究領域、量子生命科学を先導しているほか、基礎から医療実装までの幅広い経験や知見を持っている。
政府のムーンショット型研究開発制度では、7つの目標が掲げられ、それぞれJST、NEDO、農研機構が研究開発をはじめている。AMEDが担当する目標7「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システム」は、3月に研究を担うPM(プログラムマネージャー)が決まり、これから研究を開始する。
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