2021.08.20 産業・製品
コロナ禍で多くの人がリモートワークをするようになり、ニュースなどでは新しい業務の仕方の阻害要因として取りあげられることが多くなったファクシミリだが、通信機器メーカーなどでつくる(一社)情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)の調査報告書では、現在でも便利に利用されているファクシミリの実態が示された。これは、同協会の画像情報ファクシミリ委員会がまとめた、今ファクシミリがどのように使われているかなどを調べた報告書「ファクシミリの利用調査結果」の内容である。同委員会では、全国47都道府県の20歳から69歳までの有職者(専業主婦・主夫、学生、無職の人を除く)4000人を対象にインターネット定量調査を実施した(有効回答数約3400)。調査結果の報告書については7月28日に公表した。調査結果を公開することで、今でもファクシミリが元気に活躍していることを知ってほしいとしている。
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