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2021.08.20 研究・成果

「四肢と体幹が互いの動きを補助」トカゲの歩行システムから全身運動制御の仕組み解明

四肢動物の共通祖先は、トカゲのような体幹を屈曲で行う歩行(トカゲ様歩行)をしていたと言われている。東北大学電気通信研究所の石黒章夫教授、加納剛史准教授、鈴木朱羅氏(研究当時・博士後期課程)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のアウケ・J・アイスペールト教授の研究グループは、トカゲ様歩行が全身運動を生み出す制御のメカニズムを解明した。「四肢と体幹がお互いの動きを補助するように動作する」という非常にシンプルな制御のルールを明らかにするとともに、世界で初めて、移動速度に応じたトカゲ様歩行のパターンの変化を再現することに成功した。四肢動物が全身の動きを巧みに操るメカニズムの解明や、新しいロボットの開発にもつながると期待される。

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