2021.09.10 研究・成果
電気通信大学情報理工学域の高坂洋史准教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科の能瀬聡直教授らの研究グループは、ショウジョウバエ属に属する11種の幼虫が移動する速さと、各動物種の生息域の気温との間に相関関係があることを発見した。
サバンナを高速に駆け抜けるチーター、草むらをゆっくり歩くリクガメ、水中をおだやかに泳ぐクラゲなど、動物の世界では、様々な速さ、パターンでの動きが見られる。これらの多様性は、多様な環境に適応した進化の結果現れたと考えられている。しかし、運動の多様性と環境の多様性との関係についての定量的な関係にはまだ不明な点が多く残されている。
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