2021.09.10 産業・製品
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)は、人工光合成システムの社会実装に向け、東京大学、富士フイルム、TOTO、三菱ケミカル、信州大学、明治大学と共に、100平方㍍規模の太陽光受光型光触媒水分解パネル反応器(光触媒パネル反応器)と水素・酸素ガス分離モジュール(ガス分離モジュール)を連結した光触媒パネル反応システムを開発し、世界で初めて実証試験に成功した。2019年8月から屋外の自然太陽光下で同システムの実証試験に着手。今回、水を分解して生成した水素と酸素の混合気体から高純度のソーラー水素を分離・回収することに成功すると共に、ガス流路を適切に設計することで混合気体を長期間安全に取り扱えることを確認した。
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