2021.10.01 研究・成果
HIROTSUバイオサイエンスの広津崇亮代表取締役(左)と大阪大学大学院医学系研究科の石井秀始特任教授
大阪大学大学院医学系研究科の石井秀始特任教授とHIROTSUバイオサイエンス(広津崇亮代表取締役)は、線虫(C.elegans)の嗅覚をセンサーにした同社の技術「N-NOSE」が、早期膵臓ガン診断に利用できる可能性があることを確認したと9月6日発表した。膵臓ガン患者集団の術前と術後および健常者の尿を、高感度に識別できることを確かめた。現行のバイオマーカーより高い感度で膵臓ガンを検出し、特に検出が困難な早期膵ガンも検出できることがわかった。現在はガン種の識別を目指す研究を進めており、今年中に研究成果を発表。来年中には、早期膵臓ガン診断サービス提供を目指すという。
© 2024 THE SCIENCE NEWS