2021.10.08 研究・成果
順天堂大学医学部熱帯医学寄生虫病学講座の美田敏宏教授らとグル大学(ウガンダ)、大阪大学、長崎大学の国際共同グループは、アフリカでマラリアの第一選択薬であるアルテミシニンへの薬剤耐性マラリアが臨床的に出現している証拠を発見したと発表した。3年間にわたる現地での薬剤耐性調査とその後のゲノム解析により明らかになった。あわせて耐性を検出するバイオマーカーを開発し、1滴の血液から薬剤耐性マラリアの出現を検証する技術開発に成功した。年間2億人が新規感染するマラリアの拡大抑制につながる成果と期待される。
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