2021.10.22 研究・成果
京都大学大学院理学研究科の山下高廣講師、七田芳則名誉教授、岡山大学学術研究院医歯薬学域の小島慧一助教らの研究グループは、夜行性のヤモリが暗がりで色を見分ける特殊な能力を持つメカニズムを明らかにすることに成功した。
脊椎動物の眼の網膜には2種類の視細胞、桿体と錐体が存在し、それぞれ、暗所視、明所視をつかさどっている。両視細胞には光を受容するために特別に分化したタンパク質(光センサータンパク質)が含まれ、それらを視物質と呼び、桿体に含まれる視物質(桿体視物質)をロドプシンと呼ぶ。
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