2021.10.29 その他
デジタルヘルス証明と生体認証技術を活用した入室管理
新型コロナウイルス感染症の検査結果やワクチン接種履歴をスマホなどのスマートデバイスや紙を使わず、指静脈を活用した公開型生体認証技術PBIを用いて、手ぶらで提示できる新たなデジタルヘルス証明の実現に向けた共同実証が始まった。共同実証を開始したのは、鹿島建設、日立製作所、H・U・グループホールディングス、九州大学、電通の5者である。
現在の新型コロナワクチン接種証明書は、ほとんどが紙媒体のみの発行であり、証明書の偽造や他者へのなりすましなどのリスクが指摘されている。また感染の有無を調べる検査についても、機器や手法などの違いから検査精度にバラつきが生じることが課題として報告されている。
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