総合科学技術・イノベーション会議（ＣＳＴＩ）が２月１日、開催され、科学技術・イノベーションによる成長と分配の好循環の実現に向けて、知の基盤強化と人材育成強化、イノベーション力の強化、戦略的な研究開発の推進という３つの柱について議論するとともに、世界と伍する研究大学の在り方と、地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ等を決定した。
岸田文雄首相は「経済社会変革の最も重要な柱が、科学技術・イノベーション。この力によって、デジタル、気候変動、経済安全保障などの社会課題の解決を図るとともに、これまで日本の弱みとされてきたこれらの分野を成長のエンジンへと押し上げて、持続可能な経済社会を実現していく」として、量子、ＡＩ、バイオ、グリーンなどの重要技術についての国家戦略を策定し、官民で未来の勝ち筋を共有すること、世界と伍するスタートアップ・エコシステムの形成に向け、具体策の検討を加速させること、イノベーションの源泉となる人の力を最大限引き出すための施策パッケージを取りまとめていくことを関係大臣に指示した。