2022.03.25 研究・成果
名古屋大学遺伝子実験施設の多田安臣教授と野元美佳助教、名古屋大学大学院理学研究家の松村護さん(大学院生)らの研究グループは、植物が雨を感知して免疫を活性化していることをシロイヌナズナで明らかにしたと発表した。雨の刺激を受けた際に発現する遺伝子を解析。病原体を媒介する雨を葉の表面にある毛状の細胞で感知し、病原体の襲来に備えて免疫系を活性化していることがわかった。病害防除への応用が期待される。成果は国際科学誌「Nature Communications」3月8日号に掲載された。
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