NECと同社ノルウェー子会社のNECオンコイミュニティは、ワクチン開発を行う製薬企業や研究機関に資金を拠出する国際基金のCEPI(感染症流行対策イノベーション連合)と共に、新型コロナウイルスとその近縁種ウイルスを含むベータコロナウイルス属全般に有効な、次世代ワクチンの開発を開始したと4月8日に発表した。CEPIは初期投資(シードファンド)として最大480万米ドルを拠出する計画だ。
NECは同日記者会見をオンラインで開催し、同社の遠藤信博取締役会長、北村哲(あきら)AI創薬統括部長、厚生労働省の達谷窟庸野(たがやのぶなお)総括審議官が出席して概要を説明した。またCEPIのリチャード・ハチェットCEOがビデオコメントし、東京大学医科学研究所の石井健教授がオンライン参加した。
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