2022.06.03 大学等
日本の医学部・医科大学におけるLGBT教育は、米国やカナダなどと比べ、量的にも質的にも不足していることが分かった。東京慈恵会医科大学総合医科学研究センターの吉田絵理子研究生、松島雅人教授、岡崎史子准教授の研究グループが、日本の全医学部・医科大学(82校)を対象にLGBTに関する医学教育についての実態調査を行い明らかにした。BMJ Openにオンライン掲載された。
日本の医学教育では、文部科学省の発行する医学教育モデル・コア・カリキュラムが2016年度に改定され、初めて「ジェンダーの形成並びに性的指向及び性自認への配慮方法を説明できる」という学習目標が示された。
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