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2022.07.08 研究・成果

糖尿病薬メトホルミンが脳腫瘍治療に有望            国立がん研と山形大が第2相臨床試験開始

1日あたり90円と非常に安価で世界中で使われている糖尿病治療薬メトホルミンが、がん治療に大きな変化を生み出すかもしれない。国立がん研究センター中央病院の成田善孝・脳脊髄腫瘍科長、山形大学医学部の北中千史教授らの研究グループは、標準治療とメトホルミン投与による再発抑制効果を検証するため、メラノーマの中でも悪性度の高い膠芽腫患者を対象にした第2相臨床試験を開始した。成田科長は「メトホルミンは1年間投与しても3万3000円程度のため、製薬会社の協力は得られず、AMEDの支援で実施している。安くて良いものが世の中に出回るべきなので、第3相試験まで進め、ドラッグ・リポジショニングにつなげていきたい」と話している。

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