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2022.07.15 研究・成果

オルガノイド医療実用化へ大きな一歩  世界初、潰瘍性大腸炎患者に移植 東京医科歯科大で臨床研究開始

 

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科消化器病態学分野の岡本隆一教授、同大学の学術顧問・副学長で高等研究院の渡辺守特別栄誉教授らの研究グループは、難治性の潰瘍性大腸炎患者に対し、患者自身の健常な大腸粘膜組織を用いて培養製造した3次元構造のオルガノイド(腸上皮幹細胞含む自家腸上皮オルガノイド)を移植するという、再生医療の第1例目の臨床研究を実施したと、7月7日に発表した。ステロイド等の薬剤では完治しにくい難治性の潰瘍性大腸炎に対する世界初のオルガノイド移植であり、オルガノイドの人体への初の移植となる。

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