2022.08.26 研究・成果
(一社)日本病理学会と国立情報学研究所(NII)は、日本医療研究開発機構(AMED)の支援の下、東京大学と連携し、内視鏡で胃の中を観察して病変が疑われる部分の粘膜組織を採取する「胃生検」の病理診断を支援するAIを開発した。同AIを病理診断のダブルチェックに用いることで、慢性的に不足する病理医を支援してその過重負担を軽減すると共に、さらに遠隔病理診断ネットワークに組み入れることで、全国どこでもがんの標準的専門医療が受けられる「がん医療の均てん化」が期待できるとしている。この研究成果は、8月12日に日本癌学会の国際誌「Cancer Science」に掲載された。
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