2022.09.09 研究・成果
理研開拓研究本部の福田憲二郎専任研究員、染谷隆夫主任研究員、早稲田大学大学院創造理工学研究科の梅津信二郎教授、シンガポール南洋理工大学の佐藤裕崇准教授らの国際共同研究グループは、貼り付けた有機太陽電池の電力で操作できる、全長約6㌢㍍のサイボーグ昆虫(マダガスカルゴキブリ)を開発した。npj Flexible Electronicsオンライン版に掲載された。
マダガスカルゴキブリの腹部に超薄型有機太陽電池モジュールを接着し、無線移動制御モジュールとバッテリーを胸部に接着した3Dバックパックに乗せた。操作側から通信で「右に曲がる」「左に曲がる」という指示を送ると、尾葉(尾部の感覚器官)に電気刺激が与えられ、進行方向を操作することができる。
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