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2022.11.11 研究・成果

従来比1/10の抗原量でがん免疫を強力に活性化         大阪公立大がDDS材料開発

大阪公立大学大学院工学研究科の弓場英司准教授

 

大阪公立大学大学院工学研究科の弓場英司准教授らの研究グループは、がん抗原を封入した微小カプセルであるリポソームにカチオン性脂質を組み込み、表面にpH応答性多糖を修飾することで、細胞性免疫を強力に活性化できるドラッグデリバリーシステム(DDS)材料の開発に成功した。弓場准教授は「カチオン性脂質の導入によって、樹状細胞へのリポソームの取り込み効率が5倍になり、産生されるIL12の量が従来技術より100倍増加した。今後、がん免疫療法の適用拡大のための抗原キャリアの実用化研究や、次世代mRNAワクチン開発にも貢献したい」と話す。

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