記者会見に臨んだ研究者。右から坪木教授、山田准教授、伊藤助教、山口主任研究官
琉球大学理学部物質地球科学科の伊藤耕介助教と山田広幸准教授、名古屋大学宇宙地球環境研究所の坪木和久教授、気象庁気象研究所の山口宗彦主任研究官らの研究グループは、台風の予測精度向上を目的に昨年実施した台風第21号の航空機観測の結果を解析し、従来の衛星画像等による推定との間に、中心気圧で最大15ヘクトパスカル程度の差があることを明らかにしたと発表した。航空機観測により得られたデータを予測に用いることで、進路や豪雨の予測精度が高められることもわかった。減災・防災へ役立つことが期待される。成果は日本気象学会のオンライン誌「Scientific Online Letters on the Atmosphere」で7月28日公開された。
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