2023.01.27 研究・成果
九州大学大学院歯学研究院の一杉岳講師と東京女子医科大学歯科口腔外科の佐々木亮講師らは、日本の小児歯科治療に適した安全な局所麻酔薬の最大推奨用量(MRD)を簡便に求める「HC/6」ルールを新たに提案したと発表した。これまで世界的に明確な基準がなかったことから、世界中の複数ある小児歯科治療の局所麻酔薬のMRDに準じる基準を精査。麻酔薬の種類を問わず「体重6㌔㌘ごとに歯科麻酔薬の注射を半分ずつ増やす」ルールを提案した。小児歯科治療中の事故防止や歯科医師や患者、患者家族の不安軽減につながる成果と期待される。成果は(一社)日本歯科麻酔学会の発行する歯科麻酔学雑誌に1月16日掲載された。
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