2023.03.10 研究・成果
京都大学大学院農学研究科の金藤栞さん(大学院生)と矢野修一助教、京都工芸繊維大学応用生物学系の秋野順治教授の研究グループは、作物に甚大な被害を与えているナミハダニおよび近縁種のカンザワハダニが、同じ食植性のチョウやガの幼虫(カイコ、セスジスズメ、ナミアゲハ、ハスモンヨトウ)の足跡を避けることを発見したと発表した。足跡に含まれる化学物質を避け、この忌避効果が2日以上継続することも確かめた。効果的なハダニ忌避剤の開発につながる成果と期待される。
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