2023.03.10 研究・成果
東南アジアの島国、東ティモールでは、周辺国に比べて子供の低栄養率が高く、公衆衛生上の課題となっている。名古屋市立大学大学院看護学研究科の樋口倫代教授らの研究グループは、パートナーからの暴力を全く受け入れられないと考える母親の方が、子供に適切に食事を与えている率が高いことを明らかにした。世界中で各国政府と調査機関が協働で実施している調査DHS(Demographic and Health Survey)のデータセットで、暴力を受け入れる態度と子供の適切な食事との関連が示されたのはめずらしいという。
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