2023.10.06 その他
理研卓越研究員の雇用問題 調査委報告「法的には問題ないが文書作成に無頓着さ」
調査委員会の報告書について会見する（左から）大塲亮太郎弁護士、白井幸夫委員長、岸侑子弁護士
日本学術振興会（ＪＳＰＳ）卓越研究員事業で理研の卓越研究員として採用されていた元ユニットリーダー（ＵＬ）が「任期は７年だと考えていたのに４年半で切られてしまった」と主張していた事案について、調査委員会（委員長＝白井幸夫名古屋高等裁判所元長官）は、法的に問題はなかったとする調査報告書を公表した。一方で白井委員長は、実績報告書がずさんなコピペで作られ、ＪＳＰＳへの実績報告書に任期７年と書いてあったことについて「こうした無頓着さ（法律家としては強い言葉）が、今回の事案の発端になった。理研として、かなり反省すべき点がある」と厳しく指摘した。
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