2024.01.19 研究・成果
花粉症の根治療法として、アレルゲンを直接接種する舌下療法が用いられているが、口の中やのどの腫れ、かゆみなどの副作用の発症率が高く、また数年にわたる毎日の投薬が必要であるため、治療の途中で投薬をやめてしまう患者が多い。また、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎の重症患者には適用できない場合がある。
九州大学大学院工学研究院の森健准教授、片山佳樹教授、李順怡博士、九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科の村上大輔講師、慶應義塾大学薬学部の長谷耕二教授、鳥海広暉修士課程学生の研究グループは、酵母細胞壁から抽出したマンナンによってアレルゲンタンパク質を被覆したナノ粒子の大量生産可能な作製法を開発した。
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