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2024.02.02 研究・成果

新言語の文法習得を担当 東大など脳部位特定

東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授と梅島奎立助教らの研究グループはマサチューセッツ工科大学言語哲学科のスザンヌ・フリン教授と共同で、英語やスペイン語等の習得経験がある日本語母語話者が新たな言語を音声で習得する際に、その文法習得をつかさどる脳部位を特定したと発表した。fMRI装置で参加者がカザフ語を音声のみで習得する過程の脳活動を取得。母語や第2言語の文法処理に関わる「左下前頭回の背側部」が第3言語の習得にも重要な役割を果たすことがわかった。研究は(一財)言語交流研究所(鈴木堅史代表理事)の支援で実現。言語学習の脳メカニズム解明のみならず効率的な外国語学習につながる成果と期待される。

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