東京大学大学院理学系研究科の合田圭介教授(右)と新田尚客員研究員
学生や若手研究者らが顕微鏡をのぞきながら、同じ種類の細胞群の中から形態や機能が異なる細胞を選り分ける作業から解放される。東京大学大学院理学系研究科の合田圭介教授、新田尚客員研究員らの共同研究グループは、細胞の高速イメージングと深層学習を用いた画像解析で、細胞を一つ一つ網羅的に高速識別し、その解析結果に応じて必要な細胞を分取する、Intelligent Image-Activated Cell Sorterを開発し、様々な細胞の分取に成功した。内閣府ImPACTプロジェクトによるもので、当面は装置の機能強化と様々な研究室からのサンプル解析を行っていく。また実用化のために立ち上げたベンチャー企業・CYBO社が来年度中には製品として出荷する予定だ。
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