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2018.06.29 大学等

「アルツ型認知症患者対象」東北大が超音波治療の医師主導治験開始

記者会見に臨んだ下川宏明教授(右)と荒井啓行教授

 

東北大学大学院医学系研究科の下川宏明教授と進藤智彦助教、江口久美子医師、同大学加齢医学研究所の荒井啓行教授らの研究グループは、低出力パルス波超音波(LIPUS:low-intensity plused ultrasound)がマウスのアルツハイマー型認知症モデルで認知機能低下を抑制することを明らかにし、6月から軽症アルツハイマー型認知症および軽度認知障害患者を対象にした探索的医師主導治験を開始すると発表した。薬剤と異なり、血液脳関門の影響を受けることがない低侵襲性治療になることが期待される。LIPUS発信装置は比較的安価なため、医療費削減にもなると見込まれる。

 

 

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