2024.04.05 研究・成果
名古屋大学大学院医学系研究科統合生理学分野の大屋愛実助教と中村佳子講師、中村和弘教授らの研究グループは、大阪大学医学部附属動物実験施設、東京大学医科学研究所と共同で、加齢性肥満(中年太り)の脳内メカニズムを解明したと発表した。ラットを用いて抗肥満機能をもつメラノコルチン4型受容体の加齢に伴う変化を調べることでわかった。同受容体が視床下部のニューロンの一次繊毛に局在し、加齢に伴い同繊毛が退縮することを発見。摂餌量の制限で退縮が抑制されることを確かめた。肥満や肥満に伴う各種疾患の予防につながる成果と期待される。
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