2024.04.19 研究・成果
嫌なことがあると、イライラしたり、怒りをなにかにぶつけてしまい自己嫌悪に陥ったりする。こうしたことがないよう、怒りをコントロールするアンガーマネジメントの手法が提案されている。しかし、アンガーマネジメントで感情のコントロールに用いられる再評価や自己距離化を図るという手法は、怒りを抑制することが証明されているものの、怒っている最中にするには難しく、簡便で効果的な怒りの抑制手法はなかった。
名古屋大学大学院情報学研究科の川合伸幸教授、金谷悠太博士後期課程学生(研究当時)らの研究グループは、怒りを感じた出来事を紙に書いて、ゴミ箱に捨てるという、簡単な方法で怒りが消失することを明らかにした。
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