2024.04.26 その他
QSTナノテラスセンター長の高橋正光氏
世界トップクラスの性能を誇る軟X線放射光施設「ナノテラス」が本格稼働を始めた。多くの研究者が利用できる共用ビームライン(BL)としては、軟X線超高分解能共鳴非弾性散乱、軟X線ナノ光電子分光、軟X線ナノ吸収分光の3つが用意されており、2025年3月から一般向けの共用が開始される。またコアリションBLは7本が整備されている。高橋正光QSTナノテラスセンター長は「共用BLは、SPring-8で実績のある高輝度光科学研究センター(JASRI)が利用課題の募集・選定や利用者支援を行い、コアリションメンバーの利用は光科学イノベーションセンターが担います。キュリオシティドリブンの共用課題、課題解決を目指すコアリション課題、両方が進むことで高いレベルの科学技術を推進していく」と意気込む。
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