2024.08.02 大学等
「らいちょうN」の写真の前で船舶検査証書を手にする大出特任教授
東京海洋大学の水素燃料電池船「らいちょうN」が、国土交通省の水素燃料電池船ガイドラインの全ての項目に適合し、水素燃料電池とリチウムイオン2次電池だけで運航できるハイブリッド制御による純燃料電池船として、日本で初めて日本小型船舶検査機構から船舶検査証書を交付された。これにより、らいちょうNは実験船ではなく、一般船舶として様々な場所で航行できるようになった。大出剛特任教授は「安全面での様々な課題に対応できるように、制御システムなどを設計したり、テストを重ねてきた。万博で披露する水素燃料電池船に活かしていきたい」と話す。
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