顔認証システムのデモ風景
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の主要セキュリティ対策のひとつとして、大会関係者が会場入場時に本人であることを迅速に確認してスムーズに入場できるよう、NECの顔認証システムを採用することが正式に決まった。大会関係者の入場に顔認証システムを活用するのは、オリンピック、パラリンピック競技大会で史上初の試みだとしている。これは、世界1位の認証精度を誇るNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用したもので、ICチップを搭載したIDカードと事前に撮影・登録した顔画像をシステム上で紐付けする仕組みである。具体的には、大会会場に設置したIDカード読み取り機付きの顔認証装置を、大会会場の関係者エリアの入場ゲートに全て設置し、顔とIDカードによる本人確認を行う。IDカードを読み取り機に着券すると即座に認証を実行するため、時間をかけずスムーズに入場可能だとしている。