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2024.12.06 研究・成果

微弱電流でがん転移抑制 九大が装置実用化めざす

研究成果を説明する九州大学大学院薬学研究院の松永直哉教授(左)と吉田優哉助教

 

九州大学大学院薬学研究院の吉田優哉助教、大戸茂弘特命教授、松永直哉教授らの研究グループは、微弱な電気刺激を与えることで、マクロファージのがん免疫を活性化できることを明らかにした。
マクロファージはがん細胞を貪食し、さらに他の免疫細胞を活性化する。通常、マウスのマクロファージは夜になると貪食能力が低下するが、研究グループは、微弱電流を与えることで、マクロファージの時計遺伝子PERIOD1の分子量が変化し、貪食能力の低下する時間をなくすことができることを明らかにした。松永教授は「2017年に、マウスの腹部に微弱な電流を与えた際、脾臓の時計遺伝子が発現することを偶然発見したことが研究の始まりです」という。

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